Precor トレッドミルでの100マイル走破への軌跡

フィットネス/健康面トピックス

Precor トレッドミルでの100マイル走破への軌跡

2017年8月25日(金)、Precor社員でありまた日本を代表する100マイラ―の井原知一はPrecor トレッドミルを使って100マイル (160KM) を走破するチャレンジを行い、16時間51分で完走しました。

100マイル走るということはどのようなことなのでしょう。井原知一にとっては、トレイルランニングそして、100マイルランは人生の一部となりつつあります。

100マイルレースを40回以上完走している井原知一に、今回のPrecorトレッドミルでの100マイル走破チャレンジ、またランニングを始めたきっかけ、ランニング/フィットネスへのパッション等について聞きました。

ランニングを始めたきっかけは何ですか?

Precorに入社した10年前、私はすごく太っていました。その上、人生が楽しくなかったし、自信もなかったです。今ほど、情熱(パッション)も持っていなかった。その頃、PrecorのトレッドミルとSuunto時計を使った3ヶ月間のダイエット競争キャンペーンをやっていて、参加したのです。私の目標は毎日30分間、5Kmを走るということでした。最初はとても辛くてやめたかったのですがなんとか継続し、3ヶ月後には7kg痩せ、競争に勝つことができました。その時、私の中で何かが変わり、ランニングが私の人生の一部となりました。その次はトレイルランニングに挑戦。美しい自然や、風、森林の香り、鳥たちのさえずりを感じながら走る;トレイルランニングは私の人生を変えました。最初は5Kmだった距離が、30Km、50kmそして100kmと伸びていき、ついには160km(100マイル)のレースを走るようになりました。

Precor/Amersportsで働くということがどのようにあなたのフィットネスとの関係性を変えました?

全く予期していなかった形で私の人生を変えたと思います。2007年にPrecorに入社した時、自分は太っていてトレッドミルで160kmを走るなんて考えられませんでした。10年後の2017年8月25日にPrecor トレッドミルで40回目の100マイルを達成することができました。(16時間51分)

どのような記録を持っていますか?

100マイル走破は41回。このほとんどのレースでトップ10に入ることができました。

屋外を走るのとPrecorトレッドミル上で走るのとどのような違いを感じますか?​

Precorトレッドミルを特にアップヒルランのトレーニングに使います。160kmをトレッドミルで走るときは、トレイルを走るときよりもはるかに疲労は少なかったです。

長距離を走るときに越えなければならない一番大きな心理的、身体的な”Struggle”葛藤はありますか?​

心理的、身体的な葛藤を乗り越える「手法」はありません。絶対に起こることなのでただ葛藤しながら走りきるしかありません。心理的、身体的葛藤はスポーツの一部だと思っています。経験しないといけない事なら、むしろその葛藤を楽しんだ方がよいかもしれませんね。(笑)

心の中で数を数えるなど、距離が早く進むような戦略はありますか?​

私はスタートからゴールまで楽しんで走りますが、特に最後の10マイルで、100マイル完走後の食事や飲み物(ビール?)を考えながら走るのが特に楽しいです。

どのように心理的、身体的にレースに向けて準備しますか?通常どのくらいの距離をトレーニングで走りますか?​

100マイルレース前は、コースや気温などをシュミレーションします。10日間毎日2時間から3時間走り、1日休み、また同じ10日間のトレーニングを繰り返します。HIIT(高強度インターバル)トレーニングもこの10日間に2回ほどします。

究極のフィットネスの目標は何ですか?

100マイルを100回走破することです。

誰が一番のフィットネスのインスピレーションですか?

私の一番のインスピレーションは、78歳の友人です。彼は私が企画した100マイルイベントで最初の100マイルを完走しました。このことは、彼の年齢(かそれよりも高齢)でも私は100マイルを走ることができるのだと確信させることとなりました。

長距離レースを走りたいと考えている人にどのようなアドバイスがありますか?​

100マイルは「1マイル×100」でしかありません。大きな夢を持ちながらも一歩づつ根気よく続けることです。夢に本当にたどり着きたければ、絶対にできます。

Precorでの職務上の役割と、ランニングへの情熱をどのように結びつけれますか?​

Precorでの私の仕事は、Asia Pacific全地域のオペレーションとサービスサポートを統括することです。Asiaの多くの国を訪れ、日本に比べとても貧しい国があることを知り、大きなショックを受けました。その国の人々のために”少しずつ”でも「自分に何ができるか」を考えました。

私が始めた100マイルイベントでは、毎回衣服の寄付を募っています。フィリピン、タイ、インドネシアへの寄付は毎回小さいものであっても、少しずつ彼らの生活をサポートしているでしょう。2014年から総計で403kgの衣服を寄付することができました。

毎朝私たちは2つの選択があると思います。自分の夢を叶えないまま眠り続けるか、起きて夢を追いかけるかです。

井原知一のPrecorトレッドミルでの100マイルランチャレンジ動画は下記よりご覧ください。

前半:https://freshlive.tv/precor/138987
後半:https://freshlive.tv/precor/147686

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